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〜水造りの重要性〜 濾過装置がなぜ必要か?
錦鯉を買う前にまず水を飼え 濾過と浄化の違いを知る 浄化を極めることが水造りの基礎
水造り 良くあるトラブル

錦鯉を飼う池の基本知識

錦鯉を飼う池の基本知識 池の形は??大きさは?? 錦鯉のための池の深さ
池の位置・場所 池水中の飾りや隠れ場所・敷石 生物濾過槽の大きさ(比率)
濾過材 新水(差し水)の意味・水源のいろいろ 沈殿槽
オーバーフローの設置場所 低水排水なせするの?? 集水ピット
池底は?? エアレーション 泡立ち
バクテリア交代(水変わり) サヤミドロ こなれ水
池の構造と役割 池の設計


〜水造りの重要性〜 濾過装置がなぜ必要か?

錦鯉を買う前にまず水を飼え

錦鯉を鑑賞する場合、池で飼うにしても、水槽で飼うにしても必要なのが、濾過(浄化)装置です。
昔は錦鯉を飼っていても夏になると水が緑色になってしまうということをよく耳にしました。
しかし、最近は優れた濾過機スーパーマリンなどの濾過装置と濾材がこれらのことを全て解決してくれたといっても過言ではありません。
おかげで今日では、誰でも錦鯉の飼育を楽しむ事が出来る様になりました。
では、錦鯉を飼育するのになぜ濾過(浄化)装置が必要なのか?
それは何よりもまず鯉が快適に生きられる環境を作ってやる必要があります。その為には、排泄物や餌の食べ残しなどで、汚れた水を綺麗にしてやらなければなりません。自然界では小生物や微生物がそれらの汚物を分解し、魚の住める水にしてくれますが、鑑賞池ではこの浄化作用を人工的に限られたスペースに再現する事が必要です。
それを行うのが濾過機です。しかも、鑑賞池の水は自然の池沼の水とは比較にならないほど厳しい条件を要求されます。

一つは、錦鯉を鑑賞するという目的から池の底に沈んだ針一本が確認できるくらい透明度が要求されます。
当店のメイン池(300t池)でも濾過機スーパーマリンのおかげで透明度はバツグンです。
もう一つは自然界に比べると以上に高い密度の為、どうしても起こりやすい水質の悪化を防がなければならないことです。

錦鯉にとっての生活水は、人間にとっての空気以上に大切なものです。
生かしておくだけの飼い方ではなく、鯉の健康を維持しながら長生きさせるには、彼らの生活に適合した飼育水を造らなくてはいけません。


濾過と浄化の違いを知る

水を造るのは濾過ではなく浄化です

ところで錦鯉が住み易い水というのはどんな水か?
ということをを考えたことがありますか?
大抵の方は澄んだ水・綺麗な水と答えるでしょう。ところが澄んだ水(見た目だけの綺麗な水)が錦鯉が住みやすい水というのは大きな誤解です。
お客様の中には「うちは綺麗な湧き水・地下水を引いているから濾過機はいらないよ」といわれる方がいらっしゃいますが、一見綺麗な水に見えても、錦鯉に有害なアンモニアなどが溶け込んでいると、鯉は健康に住むことが出来ません。
それでは錦鯉にとって住み易い水を造るにはどうしたらいいのでしょうか。
それには2つの工程が必要です。まずは濾過(物理濾過)です。物理濾過とは簡単に言うと掃除機のようなものなので、魚の出した糞やエサの食べ残し・落ち葉を取り除くことです。汚れを濾す(こす)事です。
しかしこれでは目に見えたゴミは取り除けますが、水に溶け込んだアンモニアは取り除くことが出来ません。
もう一つは浄化です。浄化とはバクテリアによって目に見えない汚物を取り除き澄んだ水を造ることです。
この工程により、完全な飼育水が出来たということになります。

お客様の中には「うちは池に灯篭のようなもの(クリーナー)を付けているから大丈夫」とおっしゃる方がいますが、それは池の中で濾過をし、汚物をためているているだけですので、逆に水を悪くし、大事な錦鯉は死ぬ思いで水の悪さに耐えています。
つまり、池の中にトイレを置いているようなもので、錦鯉が住み易い水とはかけ離れたものといえるのではないでしょうか。
そこで必要になってくるのが濾過機です。
濾過機スーパーマリンは濾過と浄化を兼ね備えていますので、効率よく水造りが可能です。


浄化を極めることが水造りの基礎

水造りとは生き物が健康に住むための水を作ることです。
その結果、水が透明になり、錦鯉を鑑賞できる透明度を維持することができます。

植物は土造り・魚は水造り
先ほど説明しましたように、我々が言う水造りとは単に水を綺麗にする(汚れを濾す)事ではないということをご理解いただけたと思います。
池の中の汚れ水としては、まず鯉の出す糞尿や餌の食べ残し・鯉のヒフから出す分泌物・落ち葉・雨水(酸性雨)・藻類やプランクトンの死骸 また、そういうものに加えて、CO2(二酸化炭素)や窒素ガス・アンモニア(NH3)・亜硝酸や硝酸などの窒素化合物・リン・鉄・マンガン等 錦鯉にとって有害な物が多く、池の中に混じりこんでくるのです。
それらを取り除き鯉の住みやすい水を造ってくれるのが、動物性プランクトンや好気性菌です。
それらは糞や尿などの有機物を酸素(O2)を使って分解します。

水を生かす
浄化では動物性プランクトンや好気性菌をいかに増やすかが水造りのポイントになるのですが、動物性プランクトンや好気性菌は酸素を使って汚れを分解しますので、ブロアで十分なエアレーションをしてやる必要があります。ブロアの役目は錦鯉のためにやるのではなく、動物性プランクトン・好気性菌のためにやるのです。トイレの浄化槽にブロアがあるのはその為です。





エアレーション
水を生かすためには水中が酸欠にならないように、
エアレーション(爆気)が必要になります。
酸素は空気中に20%しか含まれません。

水温が高くなるにつれて、溶存酸素量は飽和点は低下し、大気に放出されます。冷たい炭酸ソーダ水をほっておくと気泡が増えて単なる砂糖水になります。酸素も同じ現象が起こり、水に解ける酸素の量自体に限界があります。



特に夏場などは冬場に比べて溶存酸素飽和点が低い上、鯉も浄化バクテリアも大量の酸素を必要とし、酸欠状態になりますから、必要以上に爆気して常に溶存酸素濃度を限界にまで高めてやります。十分な酸素がある状態でこそ鯉はいきいき健康に丸々育ちます。
酸欠状態の池では餌を食べても消化不良を起こし、鰓病など病気の原因となります。
溶存酸素量:水中に溶け込んでいる酸素の量のこと


爆気 アクアジェット エアレーション
アクアジェット
自然界には『流れる水は腐らない』という摂理があります。
ジェット水流によって水を動かし、
酸素補給と死に水を造らないようにします。
一定の方向に向けて入れることにより、同方向への水流を起こします。
錦鯉は時計回りに泳ぐ修正があるので、
水流は時計と逆回りにすることにより、錦鯉に適当な運動を与えます。








またPHが中性のときに活性が最大になりますので、カキ殻や水輝源を使ってPH調整も怠らないようにします。
水が出来上がれば鯉は病気にかかりにくく、すくすくと成長します。


ところが、それを怠りアンモニア・亜硝酸や硝酸が多くなるとPHが下がり、好気性菌が住めなくなると今度は嫌気性菌が発生します。
嫌気性菌は好気性菌とは違い有機物の分解の過程で酸素を使わず、メタン・硫化水素を発生させます。
そうすると水ににおいがしてドブの水と同じ水になり、魚にとって住みにくい水となり、病気になったり、ひどいときは死に至ります。
また、その時に温度が上がるとアオコ(植物プランクトン)の発生となるのです。




アオコの池 浄化が機能しておらず、富栄養化状態となり、
エアレーションもなく、水も動かない、PHが下がりまくり、
(バクテリア)好気性菌も繁殖できない。
いわゆる水が死んだ状態






アオコは日中は二酸化炭素を吸って酸素を放出しますが(光合成)、夜は逆に酸素を消費します(呼吸)。
すると飼育水内の酸素濃度が極度に低下し、鯉は鼻上げをして、酸欠を起こしやすくなります。


よくあるトラブル

飼育水が汚れたからと飼育水をそっくり全部換えるという安易な考えはやめて下さい。
小さな池・水槽だとそっくり水換え出来ますが、海が汚れたからといって水変えできますか?出来ませんよね。自然界はどのように水造りしているのでしょうか。それはバクテリア好気性菌です。池・水槽は小さな自然界です。どのようにしたら汚れの原因となる物を分解できるか考えたら結果はおのずと出てくるはずです。それを念頭において魚の住み易い環境を作ってあげて下さい。
■飼育水が濁る
白濁は濾過バクテリアが十分に繁殖してない場合、飼育池に原生動物が増加することにより引き起こる場合や、水質悪化によりアンモニアが上昇した時などに引き起こります。
以下に原因と対策を紹介しますので思い当たる点がありましたら参考にしてください。
・飼育池を立ち上げてまもなく、まだ十分に濾過バクテリアが繁殖していない。
 
→→→濾過バクテリアを十分に繁殖させる 濾過・濾材の再検討 飼育池立ち上げをふり返る。
バクテリアを投入する


・過剰飼育や餌の与えすぎによってバクテリアの分解が追いつかず、濾過不足の為アンモニア濃度が高くなっている(非常に危険)
 
→→→飼育数の見直し 餌の質・量の再検討 濾過面積を増やしバクテリアを十分に繁殖させる 濾過機スーパーマリン濾過槽設置の検討

・濾材が目詰まりを起こして生物濾過そのものが機能していない。
 
→→→濾過槽・濾材の汚れが原因なので速やかに改善する。濾過機スーパーマリン濾過槽設置の検討

・有機物(残餌など)が増加し、その結果浮遊性バクテリアが増殖、それを食べる原生動物が大繁殖した。
 
→→→濾過サイズの見直し 餌の見直し 濾過槽の清掃。

・飼育池・濾過槽をピカピカに洗いすぎた為、まだ十分に濾過バクテリアが繁殖していない(こなれた水になっていない)。(非常に危険な考え方です。)
 →→→適度な清掃

・飼育池を全部水換えした為、まだ十分に濾過バクテリアが繁殖していない(こなれた水になっていない)。(非常に危険な考え方です。)
 →→→全部水換えをやめる。
■飼育水が緑になる
・濾過不足により植物プランクトン(アオコ)が大発生した。
・光が強い、太陽光がどこかしら差し込んでいる。
・差し水をしていない・足りない。
・ウォータークリーナー(灯篭のような物)をつけていている
 
→→→富栄養化の原因でもある硝酸塩、リン酸の除去(沈殿槽の掃除・底抜き) 日光の照射を遮断する 適量の差し水。
応急的対策 トルモアップアオコトールを散布する 殺菌灯をつける
アオコを出さない水造りを考える 濾過機スーパーマリン濾過槽設置の検討。
■魚が水面でパクパクする(鼻上げ)
・極度の酸素不足、過密飼育し過ぎ
(非常に危険)
 →→→飼育数の見直し ブロアの設置 アクアジェットの設置。

FRP濾過槽

FRP濾過槽

セルフクリーン

スーパーマリン

バクテリア
浄化菌
池水の汲上・排水に

水中ポンプセット


錦鯉を飼う池の基本知識
錦鯉を飼う最大の目的は、まずは健康に育成することであります。
そのためにはまず、その対策を講じることから始めます。それには各々様々な工夫が凝らされていますが、
健康で、なおかつ錦鯉(観賞魚)である以上鑑賞に支障のない池造りでなければなりません。
池は錦鯉が生活する場所なので、錦鯉にとって住みやすい居住空間を最優先に考えてゆく必要があります。
ここでは、自然環境の池は考えに入れず、錦鯉の生態・飼育水の性質に重点をおき、一般的なコンクリート池・水槽での考えをまとめます。

池の形は??大きさは??

池の形状は、どのような形でも構いませんが、
水が滞留してしまうような複雑な形状は好ましくありません。
錦鯉を飼育する上で、一番重要なことは水質の管理なので、
管理しやすい形にしておくことが望ましいでしょう。
池のコーナーは水が回転しやすいように丸みを持たせて、
角を造らないように考慮します。
特に和風の場合は特に形状が複雑になりやすいので、
池の中に石組は行わず、池の縁にとどめておけば
景観はさほど気になりません。





池の大きさは沈殿槽・濾過槽を考慮して、できるだけ大きく取った方がよいでしょう。
いったん池を造ってしまえば、容易には造り直せませんし、
錦鯉を飼育するうちに、いずれいろいろな品種が欲しくなり、錦鯉も成長します。
池はすぐに手狭になります。過密飼育になると、池は病原菌の巣窟になりかねません。
大は小を兼ねるとも言います。将来のことも考えて、できる限り広く取りましょう。


FRP水槽

FRP水槽

プラ池「心池」
ひょうたん池

組立式丸プール
愛鱗キャンバス

錦鯉のための池の深さ
水深30〜70cm

池の水深が浅いために昼夜の水温差が大きくなる・水質が安定しづらい。
鷺や猫などの外敵に狙われやすいので、ストレスが加わりやすいです。
錦鯉のための水深ではなく、人間の都合(人が落ちたら危険・掃除がラク)によるものです。







水深100〜150cm



一般的な鑑賞池では理想的な池水の深さです。
ゆったりと錦鯉を泳がせることができます。
錦鯉が一番見やすく、鷺や猫などの外敵にも心配なく済みます。
錦鯉も掬いやすく、落ちた物や、ごみも取りやすいです。
水温の変化が少なく一番安定しています。
池が深いと、池底が見えないのではないかと思う人がいます。
水造りのしっかりした池では、底まで、しっかりと見ることができます。



水深180cm以上

錦鯉マニアのジャンボクラスを飼育する方に多いです。


池の位置・場所
太陽光が一日中あたらない池では、色が褪めやすくなります。
水量が小さな池では日光が当たり過ぎると水温の上昇を招き、アオコの発生となりやすいので、
あまり直射日光を当てないように工夫し、調節しましょう。
水量が大きい池では、陽のあたり過ぎでは水温の変化も少ないので、あまり気にしなくてよい。
陽が当たると錦鯉の色が良くなります。
また樹木が近くにあると、枯れ葉が池に入って落ち葉すくいに悩まされることになるので、
樹木の配置に気をつけましょう。


池水中の飾りや隠れ場所・敷石

錦鯉の安息場所をと考えて、池の中にU字溝や切り株を沈めるのは良くありません。
池の中に凸凹があると、錦鯉がくぼみに隠れたがる習性があります。
錦鯉が人に慣れにくくなるばかりか、ゴミや排泄物が溜まりやすい為、病気にかかりやすくなります。
また、U字溝や切り株のとがった部分で怪我をしやすく、傷が付くと病原菌に冒されやすくなります。
池の飾り・装飾は、水の上にすれば錦鯉がぶつかって怪我をすることはありません。
池にある程度の深さがあり、池縁で驚かすことなく、いつも静かに餌をやっていれば、錦鯉は次第に慣れてきます。

敷石
デザイナーや庭師はぽっかり空いた池の空間をうめつくすように砂利、玉石や五郎太石を敷き並べたがりますが、汚れが隙間に堆積し、メタンや硫化水素が発生、水質悪化や病気の原因となり景観上も良くありません。
石の下が真っ黒になっていることが良くあります、これは硫化水素によるもので水質的にも大変危険です。
池の中は錦鯉の習性や水質のことを考慮し、錦鯉が怪我しないよう、障害物(隠れ家)や敷石は入れません。
錦鯉鑑賞池は池そのものが目立つ必要はなく、何もいれないで良いです。
池はキャンバス、錦鯉は絵の具と化し、鑑賞池は素敵な動く絵画とするのが錦鯉鑑賞池の基本です。


生物濾過槽の大きさ(比率)


生物濾過槽の場合、池の水量の20%の水量が必要です。できれば30%あれば理想的ですが、比率は大きいに越したことはありません。
大きければ大きいほど飼育水はより安定します。
池を造る場合、メインの飼育池ばかりに気を取られて大きくし、
実際に飼育水を濾過する生物濾過槽のスペースが小さくなってしまうケースを良く耳にします。注意しましょう






近年、住宅事情などでスペースの取れない場合は、一般的な濾過槽に代わって
強制濾過機スーパーマリンが、その一役を担っています。
この装置は物理濾過と生物濾過を一緒に行うシステムになっており、スペースも生物浄化槽より小さくてすみます。
レバーを操作するだけで簡単に逆洗・濾材洗浄が出来るようになっております。
非常にコストパフォーマンスに優れた装置です。







また、強制濾過機スーパーマリンと濾過槽を組み合わせて循環させると最も効果的な方法だといえます。


FRP濾過槽

FRP濾過槽

セルフクリーン

スーパーマリン

バクテリア・浄化菌
池水の汲上・排水に

水中ポンプセット

濾過材

ひと昔前は濾材に砕石や・砂が多く用いられていたが、目詰まりが多く掃除も大変なので、
現在で様々な形で開発された濾材が登場しています。
濾過槽内の濾材は、バクテリアをより、おおく付着させる為、表面積の多い物を選び、
掃除のしやすい(洗いやすい)物を使用することが大切です。


カキ殻

ビニロックフィルター

ヘチマロン

新水(差し水)の意味・水源のいろいろ

池の水換え??
今は濾過設備が大変良いものがありますので、全面的な池掃除、大量の換水の必要はなくなりました。
大量の換水や、池掃除は水質も急変・移動の為に錦鯉を傷めますので、行いません。
差し水と言って常時、少量の新水を注水する方法を取ります。

硝酸
錦鯉が排泄するアンモニアを無害化するため、濾過機や浄化槽の中で好気性バクテリアを使って、
アンモニア→亜硝酸→硝酸へと変換します。硝酸は生物にとって、アンモニアや亜硝酸ほどではないのですが、
蓄積すると有害な物質となるので、池水量の1割の新水を常時補給する希釈操作(差し水)により、
硝酸濃度を飼育に適した許容値以下に制御します。

新水(差し水)
濾過・浄化を充実させると飼育水はこなれて透明になり、
錦鯉がすめる環境になりますが、PHは徐々に下がってきます。
濾過・浄化の最終物質の硝酸濃度が高くなり飼育水が劣化し、
泡立ち始めますので、新水によって溶け込んだ不純物を薄めます。
これにより飼育水を活性化させてくれます。
しかし、濾過・浄化が不十分で新水の注入が多すぎると、水がこなれず硬くなり、
鯉の色が仕上がらず、艶も落ちてきます。
逆に新水注入だけでは水は出来るどころか、大事な鯉の肌がかさつき艶も無くなります。 
その辺が難しいところですが、新水の目安の量は1日に池の1割を入れるのが適量です。
例えば10tの池ですと1日に1tの新水が必要ということになります。

池の水源はどれが良いのでしょうか??
河川水(オススメしません。)
河川水を使うと、農薬や除草剤、または生活排水など錦鯉にとって
有毒な物質が上流で混入する恐れがあります。
また、山間の谷川の水や渓流水は一般に硬度が高すぎて、
錦鯉の飼育水に適さない場合もあります。
常に河川水だけを流入させ、かけ流している池では、
錦鯉の肌が荒れやすく、色つやも良くなりません。
錦鯉を飼育するにはろ過設備によってコナレ水を造り、
栄養のたっぷり含まれた飼育水が不可欠ですが、
たいていの河川水は、錦鯉に適したコナレ水になってないことがよくあります。

水道水(塩素に気をつければもっとも安全)
塩素(カルキ)さえ注意すれば水道水は最も安全で使いやすい水源になります。
水道水には不純物が含まれておらず、蛇口をひねればすぐに調達でき、
水造りをする為の最適の条件を揃えた水といえます。
塩素を中和するには、中和剤のハイポを水10Lあたり2・3粒投入します。
水槽用として使用するなら、水槽のそばに一晩汲み置きしておけば、
塩素は飛んで、同時に水温も同じになります。

地下水(大型の池では経済的)
10t以上の大型の池の場合は水道水では経費が高くついて、ままなりません。
そこで、大型の池では地下水を差し水として使用するところが多いようです。
水道水と大きな違いは、酸素が含まれていないことと、水温が年間を通じて15℃くらいですので
大量に使用する場合は、飼育池との水温差に注意し、爆気(エアレーション)をするなど気をつけます。

雨水は(雨水は酸性)
雨水を新水として入れている池がたまに見られます。
最近の雨水は酸性(酸性雨)ですので、わざわざ毒水を入れていることになります。
大雨が降った後、水が綺麗になることがあります。それを見て飼い主は喜んでいることがあります。
それは比重の重い酸性雨が比重の軽い良い水を追い出し、池中が酸性の水でいっぱいになり、
水造りに必要なバクテリアを死滅させて、生き物が住めない環境になった悲惨な状況なのです。
錦鯉が必死の思いで最悪の環境に耐えています。



沈殿槽(沈殿分離槽)


糞や食べかすなどの固形物は一旦この槽で分離し、生物槽や濾過機の負担を 低減させる効果もあります。
たまった固形物は定期的にポン抜きし、排水します。

池を新設する場合には濾過効率を上げるためにも、最低 低水配管と沈殿槽は作ります。


錦鯉 池 沈殿槽
沈殿槽(沈殿分離槽)
底面配管から池の底水が導かれ、
差し水した分だけ、立ち上がりのパイプから
オーバーフローしてゆきます。







池の水はサイフォン現象を利用して沈殿槽に集水、そこからポンプアップして強制濾過機に水を循環します。
サイホン現象とは、2つの水槽間を管でつないだときに、管の中が水で満たされると、2つの水槽の水位が同じになろうとする現象のこと。


オーバーフローの設置場所

悪い水を排出する為のもの・良い水を排出していませんか

新水を注入するとオーバーフローによって溢れ出た水は外に出ます。
新水の意味を上記で説明済みですが、汚れた水は比重が重く、新しい水は逆に軽いです。


言い換えれば汚れた水は下の層にあり、新しい水は上の層にあります。
それではどうすれば汚れた水をオーバーフローに良って排水するのでしょうか。
池にオーバーフローを設置するとせっかく入れた新水ばかりが出て、汚れた水はそのまま下の層に残ったままになりますので、沈殿槽に設置します。

それにより比重の重い汚れた水は飼育池のピット槽から低水配管を通り、オーバーフローを通じて排水できます。



低水排水なぜするの??

●低水排水のいま昔
最近始められた愛好家の方が目にする本は、十年前に出版されたものがほとんどで、
飼育管理のスタイルが非常に古くさいことを感じます。
『越原式』というサイホンの原理を応用した底抜き方式が広く知られるようになって、
低水排水の必要性が認識されるようになりました。
ひと昔は植木屋さんが造るような浅い池では底抜きがなかったり、大きい池でも横からパイプむき出しの底水抜きを取り付けたりと、今考えると非常にお粗末な状態でした。
現在では、さまざまな底水排水方法が考案されています。パイプ操作で底水を排水する「ポン抜き」から、
セットした時刻に自動的に必要量の底水を排水をする方式まで、池の大きさ・用途・予算に応じた方式を採用できるようになりました。


沈殿槽でのポン抜き作業(低水排水) 水質の悪い水が水圧で一気に吹きあがってきます。

●低水排水の必要性
低水排水の方式と平行して、濾過設備や濾過装置の向上はめざましいものがあります。
とりわけ、濾過機スーパーマリンの進歩は、狭いスペースで大量の水の汚れを除去する優れた効果を発揮してくれるようになりました。
これを見るなり、ある人は「強制濾過機の力できれいな水を維持できるなら、配管の複雑な低水排水は必要ないのでは?」と感じるかもしれません。
確かに、強制濾過機のみの水処理方式で、十分錦鯉は飼育できます。
しかし、錦鯉であるからには【より美しく・より大きく】を望む・・・、一歩上をゆく愛好家のニーズには強制濾過機だけでは物足りなさを感じます。
さらに、理解しておくべきこととして、錦鯉は観賞魚の中で一番フンをして汚す生き物です。
観賞を大前提にしている泉水では透明度の高い飼育水が要求されます。
フンはポンプや濾過槽を通して粉砕してしまって処理しにくくするよりは、外形をとどめているフンの状態で
ある程度排水してしまって、濾過の負担を軽くしてやることが得策でしょう。

粉砕される前のフンは、アンモニアがたっぷり入ったカプセルの様なものです。
高度な処理が必要な硝酸分となる元を早いうちに排水することは、水質維持に大きく貢献するはずです。

しかしながら、池を造ってしまってからでは、改修にかなりの手間と時間を要します。
新設設計の際にしっかりと考えて造る必要があります。 


集水ピット

●集水ピットの設置ポイント
池の底はすべてフラットで底水配管の集水ピットは4・5m間隔で均等に設置します。
排水ポイントを一番深い所に設置する人がいます。
水の回転方向や水流 他の形状によって必ずしもフンが溜まるところが最深部とは限りませんし、急な傾斜をつけてゴミやフンを一気に流してしまおうという考え方も、陸上なら効果的ですが、水の中では計算通りにいかないものです。

低水配管  池底集水ピットユニット PIT-580□
低水配管

池底集水ピットユニット PIT-580□
その為に必要な池底集水ピットユニット
集水ピットユニットがあれば池底工事が楽に効率よく工事できます。

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池底は??
池底はフラットが理想的 深場や傾斜は錦鯉にとっていい迷惑

池の底はすべてフラットで底水配管の集水ピットは4・5m間隔で均等に設置します。
糞や汚れ等は水流・や錦鯉の泳ぎで十分集水ピットに移動してくれます。
傾斜をつけずに平らになったおかげで、池造りの構造がシンプルで簡単になります。
  

傾斜をつけても水の中では計算通りにはいきません。
傾斜をつけたからといって、不純物がコロコロと一番深いポイントに集まりません。
錦鯉が底で休憩するときに、傾斜があると体型を崩してします(片腹になる)。




池底に深場が有ると鯉は深場に集まり鯉が見えなくなり鑑賞の妨げになります。
また、深場は一番水質の悪い水があるところです。
環境の悪いところでは病気の原因となります。


エアレーション



エアレーション
水を生かすためには水中が酸欠にならないように、
エアレーション(爆気)が必要になります。
酸素は空気中に20%しか含まれません。





水温が高くなるにつれて、溶存酸素量は飽和点は低下し、大気に放出されます。冷たい炭酸ソーダ水をほっておくと気泡が増えて単なる砂糖水になります。酸素も同じ現象が起こり、水に解ける酸素の量自体に限界があります。

特に夏場などは冬場に比べて溶存酸素飽和点が低い上、鯉も浄化バクテリアも大量の酸素を必要とし、酸欠状態になりますから、必要以上に爆気して常に溶存酸素濃度を限界にまで高めてやります。十分な酸素がある状態でこそ鯉はいきいき健康に丸々育ちます。
酸欠状態の池では餌を食べても消化不良を起こし、鰓病など病気の原因となります。
溶存酸素量:水中に溶け込んでいる酸素の量のこと

水を生かす
浄化では動物性プランクトンや好気性菌をいかに増やすかが水造りのポイントになるのですが、動物性プランクトンや好気性菌は酸素を使って汚れを分解しますので、生物濾過槽にもブロアでエアレーションをしてやる必要があります。ブロアの役目は錦鯉のためにやるのではなく、動物性プランクトン・好気性菌のためにやるのです。
トイレの浄化槽にブロアがあるのはその為です。


爆気 アクアジェット エアレーション
アクアジェット
自然界には『流れる水は腐らない』という摂理があります。
ジェット水流によって水を動かし、
酸素補給と死に水を造らないようにします。
一定の方向に向けて入れることにより、同方向への水流を起こします。
錦鯉は時計回りに泳ぐ修正があるので、
水流は時計と逆回りにすることにより、錦鯉に適当な運動を与えます。








ブロア・エアーリング

アクアジェット

ジェットポンプ

参考ですが、微生物の化学的能力、すなわち酸素をどれくらい消費するのかをみますと、乾燥重量といって、
水分を除いた1kgの生体が30℃付近で1時間に消費する酸素量は、
人では20cm3
原生動物(パラメシウム)500cm3
藻類(クロレラ)40,000cm3
糸状菌(フザリウム)10,000cm3
細菌の好気性微生物であるアゾトバクターは50,000cm3
シュードモナスは50,000cm3
となって、細菌は人と比較してなんと数百倍〜数千倍も酸素を消費します。
エアレーションは錦鯉の為にも必要ですけれども、錦鯉とほぼ同量が微生物でも消費されているわけです。
そのためにも、濾過槽へはエアレーションする必要があるわけです。

泡立ち
水質が安定しているとエアーレーションの泡が水面を転がるようにして1mくらいのところで消えます。
水表面の泡立ちは、魚体のゼラチンや他の生物のタンパク質が腐敗して水に溶け込んだものが爆気される為に起こる現象です。
石鹸の泡のようにいつまでも消えないような泡は水の状態が悪いと考えます。

主な原因と対策
・飼育池を立ち上げてまもなく、まだ十分に濾過バクテリアが繁殖していない。
 
→→→濾過バクテリアを十分に繁殖させる  バクテリアを投入する

・過剰飼育や餌の与えすぎによってバクテリアの分解が追いつかず、濾過不足の為アンモニア濃度が高くなっている
 
→→→飼育数の見直し 餌の質・量の再検討 濾過面積を増やしバクテリアを十分に繁殖させる 濾過機スーパーマリン濾過槽設置の検討

・濾材が目詰まりを起こして生物濾過そのものが機能していない。
 
→→→濾過槽・濾材の汚れが原因なので速やかに改善する。濾過機スーパーマリン設置の検討



バクテリア交代(水変わり)
接触材(濾過材や池壁)にぬるぬるしたもの(生物膜)が付着しますと、またその上に新しい生物膜が付着します。
すると古い生物膜は酸素や栄養が断たれて腐敗し、ガスが発生して生物膜は剥離して流出してしまいます。
剥離した生物膜やコケが池に漂い、池水がぼーっと曇ったような、濁ったような感じになります。

この生物膜の剥離は春と秋に起こりますが、この理由としては季節的な濾床生物(微生物)の種類の変化
によるもので、春には低温に適して適応して育成していた種類、秋にはその反対のものが剥離するといわれています。
いわゆる「水変わり」といわれるものです。

濾床生物にはバクテリア(スフェロティルス・ベギアトア・ゾーグレア)、藻類、原生動物(ゾウリムシ・ボルティセラ)、昆虫類(チョウバエ)などが育成しています。
生物膜はこのような季節的に剥離する以外に、異常脱落という現象もあります。
それは急激な温度変化とか、水質の変化(悪化)などにより発生するといわれています。


サヤミドロ
水質の見分け方は池壁についている藻の状態により、判断できます。
安定していると池壁に絨毯(じゅうたん)を敷き詰めた様な短い深緑色の藻(サヤミドロ)が生えます。
逆に水質の悪化・濾過不足などで、窒素分が多くなると、短い藻サヤミドロ(緑藻類サヤミドロ目)から長い藻アオミドロ(緑藻類ミドロ亜目)に生え変わります。 

こなれ水
水造りとは、こなれた水を造ることであり、水中のコロイド状粒子を沢山作る作業の事である。

一般的にコロイドとは肉眼で確認出来ない粒子体で、これらの粒子は、プランクトンや微生物、動植物の死骸、無機物からなります。コロイド状粒子は微生物の働きとミネラルの力により作られますが、汚れ・有機物にはコロイドの源となるものが豊富にあり、フロック(バクテリアが凝集したもの)することにより、大量に得られます。

コロイド粒子の働きは魚体のエラや粘膜を保護し、ウィルスから守り魚病の発生を間接的におさえています。
特に錦鯉のテリ・艶はこのコロイド状粒子の影響が多く、魚が生存してゆける最も大切なものです。

池水を循環濾過してゆくと、錦鯉の健康に適したコナレ水ができます。
コロイド粒子は光を散乱させるので、水が光ったように見えます。
飼育水が出来ると水がキラキラとツヤツヤと生き生きして見えるのはこのためです。

逆にかけ流しの池・濾過循環していない池はコロイド状粒子が作られませんので、いつまでたってもコナレ水が出来ません。錦鯉の肌は荒れがちで、色艶も悪く綺麗に仕上りません。健康状態は非常に悪くなります。

池の設計
池の設計をする場合は、必ず錦鯉やさんに依頼するか、アドバイザーとして意見を取り入れることが必要です。
通常の庭池と錦鯉観賞池では構造が全く違います。
錦鯉を飼うにはまず「水造り」が大事です。
錦鯉と水のことを一番良く知っているのは錦鯉やさんです。

錦鯉 池 設計図面
現場の立地条件や目的お客様の希望に合わせて、様式(和風・洋風)・循環システムや構造を微妙に調整します。

庭池 設計 図面


〜錦鯉を生涯の趣味とするために〜
池を設計するときはまず信用できる鯉屋さんに相談してみましょう。
鯉屋さんはまず開業するため錦鯉を販売するための池を造らねばなりません。
そこには、池のノウハウがびっしり詰まっていて、長所・短所も知っています。
鯉屋さん自体がいわゆるモデル池のようなものなのです。
そのような施設を実際に見学することにより、最新の技術や装備など、情報を仕入れることもできます。
設計・施工・水を張って試運転、池が完成したらハイ終わりというわけにはいきません。
そこからのお付き合いの方が長くなるのです。
いきものを飼うということは病気もするし、機器のメンテナンスも定期的に必要になってきます。
コイを飼うまでの道筋の整備、そして鯉を買った後のアフターフォローや飼育の相談などなど、、、
錦鯉に関することは何でも相談して任せられる鯉屋さんが必要になってくるわけです。

鯉屋さんは単に鯉を売るだけが仕事ではなく、錦鯉を飼える環境を整備して、
『錦鯉を生涯の趣味』として楽しく維持できるように、サポートし続けることも非常に重要な業務であるといえるでしょう。

池の構造と役割
錦鯉 池造り 庭池 コンクリート池 ブロック池
沈殿槽で、比較的大きな汚濁を沈殿分離、より良い水質を目標として、
生物処理槽で池水中の溶解性有機物やアンモニア態窒素等を生物処理槽(ヘチマロン)に
繁殖した好気性のバクテリアで分解浄化します。
さらにスーパーマリンで微細な粒子(デトリタス等)を除去、より安定した透明度の高い池水を造ります。
理想的な錦鯉飼育水の浄化循環です。
池の水はサイフォン現象を利用して沈殿槽に集水、生物処理槽を通じて強制濾過機に水を循環します。
※サイホン現象とは、2つの水槽間を管でつないだときに、管の中が水で満たされると、2つの水槽の水位が同じになろうとする現象のこと

濾過機 スーパーマリン 沈殿槽 錦鯉 池 生物処理槽 浄化槽


既設の池にスーパーマリンを設置した場合の標準的な設置例です。
ストレーナーの位置と吐出口(アクアジェット)の位置・方向は池水の流れを考慮して決定します。


池工事お見積りは無料です(近畿圏内) お気軽にご相談下さい。TEL:072-896-1151
新設設計から改修手直し工事までお客様のご希望に合った池をお造りいたします。
そのためにはまず現場を拝見させて下さい。
立地条件や工法・お客様の要望等を取り混ぜながら最高のプランをご提案いたします。
敷地など池の簡単な見取り図(排水構、池の大きさなど) 、ご予算
どのような池を造りたいか(和風・洋風・飼育池・養殖池など)(池の深さ・掘り下げ・立ち上げ)
などわかる範囲で情報があればお知らせ下さい。
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