和風鑑賞池新設工事・造園工事
発注者:(株)長村組
(株)大晋設計
工事名称:生活訓練施設 モーツァルト七瀬川つつみ 新築工事
弊社:池設計施工・濾過設備担当
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建築設計事務所さまより
錦鯉の飼える池の施工の依頼をうけました。
それに合わせて造園工事も承りました。
総水量約5t 和風鑑賞池(庭池)
京阪錦鯉濾過システムを導入 |
工事前 |
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掘削
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底水配管
水質の悪い池の低層水を効率よく沈殿槽へ導くための配管
なぜこんな配管が必要なのか、水を生かすことの道理を解らないと出来ない作業です。
この配管が有るのと無いのとでは水造りの効率がまったく違ってきます。
ただ単に水溜りの池を造るのとはわけが違うのです。
池水は集水ピットからサイフォン現象を利用して沈殿分離槽に集水し、
ポンプアップして強制濾過機に水を循環します。
このシステムはポンプアップを開始するだけで
池底面の不純物がどんどん沈殿分離槽に集水されますので
非常に効率の良い濾過循環が可能になります。
※サイホン現象とは、2つの水槽間を管でつないだときに、管の中が水で満たされると、
2つの水槽の水位が同じになろうとする現象です。
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ステコン
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沈殿分離槽
何かのトラブルで池水が空になって錦鯉が干からびてしまわぬよう、
沈殿槽の池底は飼育池の底より高めに設定されております。
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型枠工
ひょうたん型に組んでます。
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ベース
集水ピット槽作り
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完成 |
水張り
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生物膜式循環濾過機スーパーマリンNEW-520を設置。
「魚を買う前にまず水を飼え」をいわれるようにまず池を作ったら、水を造ります。
水造りとは生き物が健康に住むための水を作ることです。
その結果、水が透明になり、錦鯉を鑑賞できる透明度を維持することができます。
水造りに手間をかけないと後々、アオコや水のにごりに苦労します。
そうしないためにも、水つくりをよく考えましょう。
手間要らずの水造りを実現します。
水造りに簡易的なもの容易なものはなく濾過設備(生物浄化槽)をする場合は池水量の20%は設けなければなりません。
そこに入れる濾過材も馬鹿になりません。
池を改修するには手間とコストがかかるため、出来るだけ安くしたいのが本音です。
そこで、そういう方には、強制濾過装置スーパーマリンの設置をおすすめします。
この濾過装置には物理濾過と生物濾過を一緒に行うシステムになっており、スペースも生物浄化槽より小さくてすみます。
レバーを操作するだけで簡単に逆洗・濾材洗浄が出来るようになっております。
非常にコストパフォーマンスに優れた装置です。
既設の池でも優れた効果を発揮します。 |
参考施工価格帯 |
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150~250万円 |
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250~350万円 |
○ |
350~500万円 |
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500万円以上 |
水造りのプロとして、水の濁り・アオコなどと無縁のシステムを導入し、
錦鯉鑑賞に没頭できる池造りを実践しました。
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鑑賞池の新設の際には工事の前に一度ご相談下さい。
池を造ってからの濾過設備・池改修は余計な手間を必要としますので、
工事の前に一度ご相談下さい。 |