高級錦鯉生産・販売 鑑賞池設計・施工 濾過機取付
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1月の飼育管理
水温が8℃以下になれば、鯉は冬眠状態に入ります。
鯉を移動する時は、飼育水の温度差に注意すること。(水温差が5℃以上あると大変危険です。)
給餌 原則 餌はやらない。
昼間、水温が10℃以上になり泳いでいる時は、
1尾につき2・3粒の餌(低水温用飼料)を週1度位与える。
どうしても緋盤(赤色)を鮮やかにしたい場合は消化の良い低水温用色揚飼料を与える。
おすすめエサ:京阪オリジナル・胚芽入育成用低水温用
底水排水 2・3日に1度
濾過循環 ポンプは止めない。 
透明度が悪い場合は水質維持の為バクテリア濃縮液を200ml/t補充する
新水 夏場の10〜20%常時
定期的に水質検査試験紙で水質チェックをする
魚病対策 体の表面に白いものが付く、または綿を被った様になればを飼育水5kg/tで薬浴する。
水温が3℃以下になると凍死する場合がある。
水温が6℃以下になる池はヒーターボイラー等加温設備の設置をする。
常備薬 マゾテン・デミリン・ハダクリーン・観パラD・OTC散・エルバージュ・パフラジンF
ニューグリーンF・グリーンFゴールド・マラカイトグリーン・メチレンブルー・塩

風邪引き
水深の浅い池(1m以下)立ち上がりの池・日の当たらない池で多い
水深の浅い池は弊社工事部により深くすることも可能です。
初期症状 体の一部が白い膜を覆った様になる。
進行すると その部分の皮膚が剥がれ貧血を起こして白っぽくなる。
末期症状 皮膚がただれて筋肉が露出し、細菌や寄生虫の二次感染を受け死に至る。
原因と対策
トリコディーナ・キドロネラの寄生によるもの
過マンガン酸カリ2g/tを池に散布して3〜5日間薬浴します。(1週間おきに3回繰り返します。)
・ホルマリン25cc/t、3〜5日間薬浴します。(1週間おきに3回繰り返します。)

水温低下によるもの
・水温を徐々に16℃くらいに上げる。(一気に5℃以上上げてはいけない。)
5k/tと観パラD100cc/tで1週間薬浴します。
5k/tとテラマイシン(水産用OTC散)50g/tで1週間薬浴します。

錦鯉の買い方
〜錦鯉を生涯の趣味とするために〜
錦鯉を買うときはなんでも相談できる鯉屋さんで買うようにしましょう。
いきものを飼うということは病気もするし、機器のメンテナンスも定期的に必要になってきます。
鯉店の設備、魚病対策、鯉の見方など、学ぶことは数多くあります。
そして鯉を買った後のアフターフォローや飼育上の助言などなど、、、
錦鯉に関することは何でも相談して任せられる鯉屋さんが必要になってくるわけです。

鯉屋さんは単に鯉を売るだけが仕事ではなく、錦鯉を飼える環境を整備して、
『錦鯉を生涯の趣味』として楽しく維持できるように、サポートし続けることも非常に重要な業務です。

そんな懇意にお付き合いできる鯉屋さんに巡り会えた方たちは、生涯に渡ってとても充実した錦鯉ライフを送ることができるでしょう。