夢のプライベートアクアリウム
アロワナ・淡水エイ飼育水槽新設工事
大型熱帯魚の飼える大型水槽を造って欲しい
今回のお施主様からのご要望は大型の熱帯魚も飼育できる、
窓付水槽を造って欲しいとのことです。
京阪錦鯉ろ過システムでの設計です。
水槽サイズ5000*2000*1500H
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飼育水槽の新設工事のほか
ろ過循環システムの依頼を受けました。
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工事前 |
工事前の環境
新築の際にアロワナや淡水エイ等の大型熱帯魚が悠々と遊泳することができる
窓付きの水槽を造って欲しいとご希望です。
また、建築メーカーさんともお互い効率よく業務が遂行できるように
綿密に打ち合わせを行い、施工範囲、下水配管、電気設置場所等の確認
を行いました。
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新設水槽の予定
水槽サイズ5000*2000*1500H 窓付FRP水槽 総水量約16t
沈殿槽・スーパーマリン併設の
京阪錦鯉濾過システムを導入 |
底水配管・水槽ベース作成 |
底水配管工事・池底集水ピットユニット据付
比重の重たいアンモニア・硝酸・亜硝酸を効率よく
浄化循環させる池造りに大切な工事です。
この配管があるのと無いのとでは
浄化効率(飼育水の出来)に格段の違いが見られます。
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飼育水は集水ピットからサイフォン現象を利用して沈殿分離槽に集水し、
ポンプアップして強制濾過機に水を循環します。
このシステムはポンプアップを開始するだけで
池底面の不純物がどんどん沈殿分離槽に集水されますので
非常に効率の良い濾過循環が可能になります。
※サイホン現象とは、2つの水槽間を管でつないだときに、管の中が水で満たされると、
2つの水槽の水位が同じになろうとする現象です。
水の中にすむ魚のおしっこやエサの食べかすは比重が重たいので池の底に沈みます。
その悪い水を沈殿槽に集約し、効率よく濾過・浄化循環するために必要です。
その為に必要な池底集水ピットユニット
一昔前は、会所枡に孔加工し、左官ですり鉢状に形状を作っていましたが、
時間と手間を必要とし、加工不良による水漏れも多くございました。
当社の集水ピットユニットを使えば池底工事が簡単に出来、
施工期間も大幅に短縮することが出来ます。
FRP(強化プラスチック)製なので水漏れの心配はありません。
また、強靭で腐食が無く半永久的です。
底水配管工は池の底下に埋設する配管ですので、池を造ってしまってからでは大がかりな工事を必要とします。
池造りは最初が肝心といわれる所以(ゆえん)です。
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基礎コンクリート打設 |
慎重にまんべんなく均してゆきます。
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沈殿槽作成 |
沈殿槽・濾過設備を屋外に設置します。
左官モルタルコテ仕上げでキレイに仕上げます。
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FRP水槽作成 |
FRPとは・・・
FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、
ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強したプラスチック、という意味です。
FRPは強度・耐水性・成型性など数々の優れた特性を持っていることから、
例えば船舶、水槽、バスタブ、波板、自動車、屋根材等として広く使用されています。
FRP水槽は、この優れた特性を応用したもので、
軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性・防水性などに優れているという特長があります。
防水層は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、
この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にさせることで
積層強化された被覆防水層を形成します。
従って出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層となり、
外観的にもきれいな仕上がりとなります。
先にポリエステル樹脂を下塗りしてからポリエステル樹脂を含浸させたハケやローラーで ガラス繊維のマットを全面に密着させて貼り付けます。
しばらくすると硬化が始まり、固くなってゆき、防水面が出来上がります。
この工程を数回行い、より強固に仕上げてゆきます。
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強化ガラス据付 |
今回のミッションは錦鯉飼育の水槽ではなく、アロワナ・淡水エイといった大型の熱帯魚の飼育水槽作成です。
熱帯魚は横から見るのが基本ですので、窓(強化ガラス)を取り付けます。
一昔前までは、大型水槽といえばアクリルが主流でしたが、
年数が経過するとどうしても小さな傷や曇りができてしまい、
観賞の妨げになってきますので、強化ガラスを採用しました。
ガラスは傷が付き難く 透明感が損なわれないので、いつまでも
クリアに観賞することが可能です。
ガラスの据付は水族館のガラス取付などを主に行うスペシャリストの皆さんです。
ガラスの寸法は長さ5,000*高さ1,500*厚み38mmの強化ガラスとなっており、重量は約600kg 特注品です。
水圧に耐える強度を確保するために、19mm+19mmの合わせガラスになっております。
ガラスがトラックで運ばれてきました。
ガラスの吊り上げはバキュームリフター(真空リフト)という、アイテムを使用します。
板ガラスを傷つけることなく、吸着し、搬送、
ガラスを取り付けやすいよう、反転したり旋回したりできるスグレモノです。
クレーンオペレーターと無線でやりとりし、慎重に釣ってゆきます。
風が吹いてガラスが割れれば一大事です。ゆっくりと、、、
職人が屋根に登って安全・水平・レベルを確認します。
無事据付完了です。
隙間はマリンシーラントでコーキングします。
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FRP水槽据付 |
完成したFRP水槽を現場に搬入し、据付作業を行います。
水槽サイズ5000*2000*1500Hの総重量は2tにもなり、
狭小場所での据付作業は慎重かつ確実に行いました。
このクラスの大きさになると各プロフェッショナルの連携がないと事故につながりますので、
搬入経路の確保や十分な打ち合わせ計画をし行いました。
ユニック付きトラックで運ばれてきました。
バランスを保ちながら慎重に降ろします。
水槽据付
台車に乗せて据付場所まで移動し、フォークリフトで慎重に据付けます。
前後左右を確認しながら、ゆっくりと慎重に進めてゆきます。
無事据付が終わりました。
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ろ過設備 |
ろ過方法は忙しいお施主様のメンテナンスの負担を減らすため、
実績のある生物膜式循環濾過機を使用します。
生物膜式循環濾過機スーパーマリンNEW-650設置 「魚を買う前にまず水を飼え」をいわれるようにまず池を作ったら、水を造ります。
水造りとは生き物が健康に住むための水を作ることです。
その結果、水が透明になり、熱帯魚を鑑賞できる透明度を維持することができます。 水造りに手間をかけないと後々、アオコや水のにごりに苦労します。
そうしないためにも、水つくりをよく考えましょう。
手間要らずの水造りを実現します。
この濾過装置には物理濾過と生物濾過を一緒に行うシステムになっており、
レバーを操作するだけで簡単に逆洗・濾材洗浄が出来るようになっております。
非常にコンパクトに設計されており、省スペースで済みます。
圧力式ですので、水槽の近くに置く必要はなく、場所も選びません。
既設のアクリル水槽やFRP水槽でも設置可能で、優れた効果を発揮します。
非常にコストパフォーマンスに優れた装置です。
濾過槽掃除などのメンテナンスが大変ですと、
ついつい、掃除を先延ばしにしてしまい、魚にもよくありません。
どんなに忙しくても、メガタンクを維持するのが苦にならなりませんので、
観賞に集中することが可能になりました。
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完成 |
京阪錦鯉濾過システム概要
バイオリアクター(生物膜式循環濾過機)はスーパーマリンNEW-650 フル装備仕様
加温装置はボイラーシステム採用
ブログでも製作工程公開中!!http://ameblo.jp/koibest/entry-12239871090.html
夢のプライベートアクアリウム
5×2×1.5(深)m アロワナ・淡水エイ飼育水槽 総水量約16t
~京阪錦鯉濾過システム概要~
循環濾過:スーパーマリンNEW-650
生物膜式循環濾過方式
循環ポンプ:750W/200V
濾過処理水経路:アクアジェット(ろ過処理水)
鑑賞池用池底集水ピットユニットPIT-580□*2基
底水配管・低水排水・沈殿分離槽(サイフォン方式)
爆気装置:アクアジェット(濾過処理水)
新水:水道水
加温装置:ボイラーシステム37.8KW 設定水温30℃
前面強化ガラス(19+19mm)5000*2000*1500
撮影協力:㈱F-CARRY http://f-carry.com
設計・施工:(株)京阪水処理開発 京阪錦鯉センター
参考施工価格帯 |
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150~250万円 |
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250~350万円 |
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350~500万円 |
○ |
500万円以上 |
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上質な飼育水を造り出すための、配管構造、循環濾過システム
飼育水量16tという限られた池のキャパシティーを最大限に発揮するため
過剰な過密飼育にも耐えうる、ハイスペックな濾過装置を搭載、
最高の飼育環境を造り出します・・・。
比重の重い悪水質 底水を効率よく導水させる集水ピットユニット PIT-580□*2基
フタの孔サイズ:標準仕様30Φを 別注でスリット式(幅5mm)に変更
https://www.koibest.com/shopping-pit.html
濾過処理水はアクアジェットにてリターンさせます。
https://www.koibest.com/shopping-aquajet.html#aquajet
沈殿分離槽
池水は集水ピットからサイフォン現象を利用して沈殿分離槽に集水します。
ポンプアップを開始すると池底面の不純物がどんどん沈殿分離槽に集水されます。
お施主様にも大変喜んで頂きました。 |
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