4月の飼育管理

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エサ食いもよくなりますが、越冬明けで体力が弱っているので
一度に多くのエサを与えないようにしてあげて下さい。
(鰓病・内臓障害を引き起こし、手遅れの場合は死に至る。)
野池の鯉を預ける季節の到来です。
・水変わりの時期
季節が春になるにつれて、池の壁についているコケが剥がれて、新しいコケが生え変わります。
池や濾過槽に住み着いている微生物やバクテリアも冬仕様から夏仕様に変わってゆきます。
剥がれたコケやバクテリアが入れ替わることで、池水がぼーっと曇ったような、濁ったような感じになります。 |
給餌
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1日1回3分以内で食べるだけ与える。(欲しがるからといって過分に与えてはいけない。)
バクテリア(BSK菌濃縮液)を餌全体に軽く濡れる程度に霧吹きなどでスプレーし給餌すれば越冬明けの鯉の体力回復を促進し、病気になりにくい。
エラ病対策としてパラクリアを与える。
どうしても緋盤(赤色)を鮮やかにしたい場合は消化の良い低水温用色揚飼料を与える。
仕事や旅行などで給餌できないときは自動給餌器を使用し、定期的に給餌する。
おすすめエサ:京阪オリジナル・胚芽入・育成用 ・パラクリア
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底水排水
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毎日最低1回
沈殿槽・生物濾過槽の掃除をする。
(1日に全部の槽をしてはいけない。何日かおきに1槽づつすること。) |
濾過循環
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ポンプは止めない
ジェット・エアーレーションは通常運転する。 透明度が悪い場合は水質維持の為バクテリア濃縮液を200ml/t補充する
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新水
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池水量の5~10%以上
定期的に水質検査試験紙で水質チェックをする
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魚病対策
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・イカリムシ・ウオジラミに注意
(水温が12℃以上になればムシクリア・デミリンを散布する。)
・体表に白いものが付く→トリコディーナ・キドロネラの寄生
過マンガン酸カリ2g/tを池に散布して3~5日間薬浴する。(1週間おきに3回繰り返します。)
ホルマリン25cc/t、3~5日間薬浴する。(1週間おきに3回繰り返します。)
・鰓病(カラムナリス症)
・まつかさ病(エロモナス菌) |
常備薬
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マゾテン・デミリン・ハダクリーン・観パラD・OTC散・エルバージュ・パフラジンF
ニューグリーンF・グリーンFゴールド・マラカイトグリーン・メチレンブルー・塩 |